NPO法人セルフケア情報研究センター(Self Care Information Study Center)
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2006年03月17日

会報 第4号 2006.3.17発行(抜粋)

NPO法人 セルフケア情報研究センター 〜 Self Care Information Study Center 〜


ご報告

 花の便りも聞こえるようになってきましたが、 暖かくなったり寒くなったりと、日々の気温差が激しいところもございます。皆様、お変わりなくお過ごしでしょうか。
 前号でご報告申し上げましたとおり、1月11日に通常定期総会を行いました。また、つづいて2月28日に東京都へ17年度事業報告書の提出が完了いたしました。以上をもって、17年度の当NPO法人の活動報告をすべて終了いたしました。
 引き続き18年度活動を意欲的に行っていきたいと存じます。今後とも皆様のご理解・ご協力を、宜しくお願い申し上げます。

 
心と身体が喜ぶ暮らし

 笑いとストレス

「笑い」は、人間の心や体の問題として、コミュニケーションや人間関係など重要な意味を持っています。また、私たちの心を癒してくれています。
 笑いにはいろいろな種類がありますが、大笑い、微笑、作り笑い、苦笑・・・、笑いの種類によって、身体に与える効果は大きく違うようです。笑いは、病気の治療にも取り入れられています。自律神経が安定して、免疫力が高まることが明らかになっているからです。これは、「笑うことで気分がよくなると、身体に悪影響を与えるストレスが取り除かれるからだ。」と考えられています。 心のあり方が身体に与える影響はとても大きいといえますよね。
 「笑う門には福来たる」という諺もあるように、笑うことが幸せにつながるということは昔から言われているのです。思いっきり笑うとイヤなことも忘れます。自分だけではなく、まわりも明るくしますよね。しかも、笑って福が来て身体も健康になるなら、笑わないと損だといえるくらいです。笑うことを習慣にして、自然に笑えるようにしたいですね。 
 笑う、話す、歌うなど体の中から息を吐き出して、心と体にゆるみを与えましょう!


講演会のご案内

当セルフケア情報研究センター協賛   事前予約受付中! 
 〜 免疫・免疫医療の基礎から学ぶ 〜 蓮見 賢一郎 先生 講演会
 
日時;06/5/14(日) 13:00〜
場所;大手町サンケイプラザ(東京都千代田区大手町1-7-2 TEL 03-3273-2257〜9)
* 詳細は、別途連絡いたします。

【蓮見賢一郎先生について】
 東京生まれ。米国蓮見国際研究財団理事長、トーマス・ジェファーソン大学客員教授などを務める。世界を駆け巡る激務の中、月前半は珠光会診療所で治療にあたっている。
 父 喜一郎先生は、丸山ワクチンに並ぶハスミワクチンの生みの親で、免疫学が十分に発達していなかった昭和初期頃からガン研究に傾注。1948年からハスミワクチンによる治療を開始した。


健康相談の記録から  2

< 当センターに相談のあった方の御了承の上、紹介させていただきます。 お母様の看病を体験された40代の女性の方からのメッセージです。 >

 元気な時に「ガン宣告をされたらどうするか。」といった類の問いをすれば、多くの人は、「好きな事を悔いなくしたい。」とか、家族の側であれば「本人の望むことをさせてあげたい。」と返答することでしょう。私達たちの母もそうでした。だからこそ母が末期ガンだと宣告された時、母は可能な範囲で思いつく限りの要望を口にし、私達はそれに応えようと必死でした。しかし、これで満足している反面、後悔している点もあります。 
 常日頃よりあまり死について考えている人でない限り、その状況下で冷静に自分のしたい事を実行できる人は少ないのではないでしょうか。結論から言うと、母は的確に自分の要望を伝え実行しているようで、実際には違っていたのです。医師からの、聞いたことのない予期せぬ症状や数々のハプニングで、母は完全にパニック状態でした。しかし、普段から気丈で前進的な母でしたので、私達はパニックの延長上の言葉とは気付かずに従い、また、それがよりパニック状態を増幅させていたのです。例えば、ある治療に対して母がそれを嫌がれば、その意見を尊重してすぐに別の手段をとりました。しかし、そうしたことは、実はあまり良い結果を生み出しませんでした。 
 本人が熟考しての要求なのか、単に思いつきで発したのかの見極めは、難しいですが重要です。そのために、氾濫する情報を取捨選択できる知識と冷静さが、家庭側に必要だと思います。母の言葉に盲目的に従うより、違う方法で母のパニック状態を打破し、もっと穏やかな最期にしてあげられたのかも知れません。私がターミナルケアとして一番強く感じたことは、どんな治療よりも家族のそういった冷静な対応と判断が、あらゆる状況を左右するということでした。


健康食品豆知識

* イチョウ葉

 イチョウは、約2億5千年前から地球に存在し、度重なる地球の変化を乗り越えてきた強靭な植物です。中国では何千年もの間、記憶力を回復させ呼吸困難を和らげるために、昔から伝わるイチョウの果実や葉を利用してきました。イチョウ葉エキスの主成分は13種類のフラノボイドとギンコライドという物質で、治癒力はこれらの物質によってもたらされます。フラノボイドは、血管拡張作用、動脈硬化の改善、鎮痙作用、血糖値正常化、ガンの予防など多彩な働きがあります。高齢化の進む今日、認知症などに特に注目されているものです。
 イチョウの葉に関する研究は、ドイツを中心に1950年代から行われ、400を超える研究論文が発表されています。イチョウ葉エキスは、集中の困難、記憶の困難、放心、錯乱、エネルギーの欠如、疲労、抑うつ、不安、めまい、耳鳴り、頭痛などに効果があり、副作用がありません。
 ただし、同じイチョウのサプリメントでも、製品によっては有効成分がほとんど含まれていないものもあるので、信頼できるメーカーのものを選びまししょう。また、イチョウには「ギンコール酸」というアレルギー反応を起こす可能性のある成分が含まれているので、できればギンコール酸が除去されている製品が良いでしょう。

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